システム開発案件でクライアント企業との打ち合わせ中に「
ユーザ」という言葉で非常に混乱したことがあったのでメモ。
そのクライアント企業は製造業だったため、社内で
「ユーザ」という言葉は自社製品を利用しているお客様を意味する言葉であった。
こちらが、
「ユーザの皆さんに直接要望や不満点など出していただいてより良いシステムにしましょう!」
と提案したところ、
「いいですね!ではアンケートを実施して色々と意見を集めることにしましょう。」
として実施されたユーザアンケートでは、
- 機能には概ね満足
- 価格は若干不満あり
- デザインにおおいに不満あり
といったことが挙げられた。
デザインね!ラジャ!ということでラフ・デザインを多く用意するなどの対策を講じたところ、クライアント企業の担当者はそれを見て、
「あれ?えーと、今回は機能重視でデザインはシンプルなものでとお願いしてましたよね?」
その日の打ち合わせでは、
本案件の打ち合わせやシステム関連のドキュメント中では「ユーザ=システム利用者」、「お客様=製品利用者」と呼びましょう。
ということを決めました。
用語の定義については早い時点で明確化することが大切ですね。
「ユーザ」以外にも混乱することが多い言葉はいくつもあります。
- クライアント
- オーナー
- アプリケーション
- 管理者
- サーバ
- コスト
...etc
あれ?何か話が食い違っているような…という場合は、そのまま流さず確認すべし。